こんにちは、いっちーです。
今回はこういった疑問に答えます。
本ページの目次
この記事を書いている僕は転職経験3回ほど。
営業職を5年ちょっと経験したあと、SEに転職しました。
結果的にSEは半年で退職しましたが、当時得た知識を活かして、現在はフリーランスのブロガー兼Webデザイナーとして活動しています。
1.営業からSEに転職すること自体は難しくない
営業からSEになるのはそこまで難しくはありません。
理由は3つです。
①営業経験があると喜ばれることが多い
基本的にどんな仕事もコミュニケーション能力があるに越したことはありません。
それは、SEやPG(プログラマー)の仕事でも同様です。
特に、SEやPGの仕事だけをやってきた人には、コミュニケーション能力にやや難がある人も少なくありません。営業経験があるというだけでも、採用時に有利に働くことはほぼ間違いないです。
②IT人材の需要は増える一方
日本ではIT人材(システムエンジニアやプログラマーなど)の数は、圧倒的に不足しています。
2030年には最大で79万人の人材不足が起きる見通しも立てられているほどです。(※)
また、とある人材系の会社に勤める友人によると、企業がIT人材の求人を出しても思うように採用できない状況が何年も続いているそうです。
以前はIT人材の給与が低いことが問題になった時期はありますが、最近だとその辺りもかなり改善されているみたいですね。
SEになりたい人にとって、今の採用市場はまさに超追い風です。
※IT人材需給に関する調査 -調査報告書(2019年3月21日 経済産業省)
③未経験可の会社は意外とある
リクナビネクストやマイナビ転職などの転職サイトをちょっと覗いてみると、未経験者の採用を行っている会社は結構出てきます。
あとで書きますが、僕もマイナビ転職で未経験OKの会社に採用されました。
もちろん経験者採用よりは待遇は下がりますが、個人的には20代の若いうちなら全然ありだと思います。
2.【経験談】僕が営業からSEに転職した話
今から5年ほど前、僕は営業職からSEになろうと転職活動をしていました。
当時の僕は、プログラミングの知識は一切皆無です。
なので、まずは大手の転職サイトに登録し、「未経験可」で研修にも力を入れてそうな、とあるベンチャー企業に応募することにしました。
そこからの流れはざっくり以下の通り。
応募後1〜2日で書類選考通過のメールが届き面接へ ↓ 応募後1週間で面接(社長と人事責任者) ↓ 応募後2週間で合格通知が届く
という感じです。
いきなり社長と面接でちょっと緊張しましたが、やはりベンチャー企業だけあってスピーディーな選考だったと思います。
あとで社長に聞いたところ、SEに必要なコミュニケーション力を最初から備えている、と思ったことが採用の決め手になったのだとか。受託開発の会社だったので、社内外のコミュニケーションが取れる人材を重視していたことも理由だったようです。
このように「営業経験を買ってくれる会社」は少なからず存在します。
僕は、結局この1社だけで転職活動を終えたのですが、おそらく他にも同じような会社はあると思いますよ。
疑問その①:エンジニアになるために資格は必要?
「未経験でシステムエンジニアになるのって資格なしでも、いけるのかな?」という疑問が湧いてくるかもしれません。
が、資格は特になくても大丈夫です。
ネットで検索すると、「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」などの資格を勧めているページも見受けられますが、これらの資格が転職に有利に働くことはあまりないように思います。
実際、学生でも資格だけなら持っている人は多いですしね。営業職からエンジニアに転職するならば、資格ではなく実務を通じて得た経験やスキルをアピールした方が断然いいです。
なので、資格は特になくてもOKです。
疑問その②:プログラミングスクールで習うのってアリ?
「やっぱり完全未経験だと不安…。プログラミングのスクールとかで習わなくてもいいの?」という疑問があると思います。
もし転職を急いでいないのなら、プログラミングスクールで習うのは断然アリです。
SEを目指すなら、プログラミングの基本的な知識は必須です。
そして、完全独学でプログラミングを習うよりは、スクールで体系的に学んだ方が覚えも早いと思います。
また、スクールで得た知識を元にプログラムを開発して、応募したい企業に提出できれば、採用に有利に働くことは間違いないでしょう。仮に大したものが作れなくても、やる気をアピールするには十分です。
ちなみに、僕自身はスクールは利用しませんでしたが、入社後2ヶ月間、社外のプログラミング研修をみっちり受け基礎を学びました。やはり何事も最初が肝心です。
なので、時間があるのなら、ぜひプログラミングスクールを利用しましょう。
プログラミングスクールはたくさんありますが、個人的にはオンラインで完結できるTechAcademyがおすすめです。
SEになることよりも「SEになって何をしたいのか」が大事
ほとんどに人にとって、営業からSEになるだけなら、そこまでハードルは高くないはずです。
特に、20代の人なら尚更です。
また、ある程度大きい会社で働く人なら、異動申請をしてSEになれる場合もあるでしょう。
ただ、大事なのは、「SEになって何をしたいのか」です。
ここが明確じゃないと後々苦労すると思います。
SEになって「こんな仕事をしてみたい」とか、「こんなプログラムやソフトを作ってみたい」とか、単純に「年収をアップしたい」でも構いません。
とにかく、できるだけ具体的にやりたいことを決めておいた方がいいです。
僕が半年でSEを辞めた理由
僕が半年でSEを辞めたのは、「SEになって何をしたいのか」がわからなくなってきたからです。
「人が作ったものを売る仕事ではなく、自分で何かを生み出す仕事がしたい」 という思いで営業職から転職したのはいいものの、何か具体的な目標があったわけでもありませんでした。
入社して半年くらいして、通常業務に慣れてきた頃、自分の数年先の社内での立ち位置がおぼろげながら見えてきます。で、その未来に全然魅力を感じなかったんですよね…。
かといって、年収をアップするだけのためにスキルアップに励む気力も湧かず、その時点で「これは選択をミスったかもしれないな…」と思い始めてきました。
ちょうどその時、次の仕事の目処がついたので、SEの仕事をスパッと辞めることになった、という感じです。
今でも、SEを辞めたことは正解だったと思っていますが、未経験の自分を採用してくれたその会社に対しては、やはり申し訳ない気持ちもあります。
まずは目標を立てよう
別に大層な目標じゃなくてもいいので、具体的な目標を何か一つ持っておいた方がいいと思います。
例えば「SEとしてこういうスキルを身に付けたい」という感じで十分です。
あるいは、「年収をいくらアップしたい」とかでもOK。
理想は転職する前に目標を明確しておくことです。
そうすれば、転職先の会社選びも自ずとハッキリしてくるはずですよ。